WARP SHINJUKUってどんなクラブ?
初記事となりますが、今回は新宿にあるクラブ「WARP SHINJUKU」についてご紹介します。
WARP SHINJUKUを一言で紹介すると「終電で帰っても十分遊べる比較的オールラウンドなクラブ」です。
私がそう思う理由を経験談も交えてご紹介致します。
【基本情報】
場所:新宿歌舞伎町(新宿東口から北に徒歩10分)
オープン:2018年秋
ウェブサイト:https://warp-shinjuku.jp/
音楽:EDM系(偏りがありますので詳細は後述)
営業時間19時(早いw!)-朝5時ぐらい
キャパ:メインフロアが600人、全体で1500人
※サブフロアもありますが、タバコOKっていう人以外は行く場所じゃないので、期待しないように!(サブフロアについては後述)
※初心者向けに情報共有:クラブの公式のキャパシティは満員電車並みに混んだ場合を想定した人数なので普通の週末の混み具合でもキャパの半分ぐらいになると思った方が良いです。大晦日であればMAXになると思っていただければと思います。
目的別オススメ度
音楽:★★★★☆
ナンパ:★★★☆☆
飲み(平日、日曜):★★★★★
飲み(金、土曜、祝前日):★★★☆☆
初心者向け:★★★★★
では各目的別に評価の根拠をご紹介します。
音楽:★★★★☆
音楽を楽しむという目的でも、評価を<音楽>、<映像>、<演出>という要素に分けて説明します。
※各要素の位置づけとしては、映像と演出は音楽を楽しむための副次的要素と考えていだたければと思います。
<音楽>
まず、WARPにはメインとサブの2フロアがあります。
メインフロアで流れる音楽はほぼEDMオンリーですが、EDMの中のジャンルでも偏りがあります。
メインフロアで流れるジャンルとしては、TOP 40のRemix, House, Future House, Dubstep, Hip HopのRemix, Hardcoreが多い印象です。
逆に言うと、Techno, Deep House, Trance, Future Bass, Drum ‘n’ Bassはほぼ流れませんので、これらが好きな人は要注意です。
サブフロアではHardstyle, Trance, Technoなど曜日によって決まった音楽が流れ、ウェブサイト上でスケジュールが公表されています。上記のほぼ流れないジャンルも流れます。
しかし!2020年4月から「東京都受動喫煙防止条例」・「改正健康増進法」が施工された関係で、サブフロアは完全な喫煙ルームになってしまい、常に20人ぐらいの人がそこに喫煙に来ていますので、タバコの臭いが気にならない人でないとキツイです。実際、換気設備にそんなに力を入れた空間ではないため、正直臭いがかなり強いです。
なので、私はHardstyleが大好きなのですが、タバコのせいで行けずにいます。(正直、屋外で喫煙してほしいです。DJの人もかわいそうだと思います。)
ただ、そのおかげでメインフロアでは原則禁煙になっていますので、4月以前に比べるとかなり空気が綺麗になりました。(ここで原則と書いたのは、メインフロアの後方にあるVIPエリアでは喫煙している方がいてもお店側が気にしない場合があるので、その場合にはメインフロアにいてもタバコの煙が発生します)
あと、WARPの特徴としては、海外のDJをよくゲストに呼びます!(Beforeコロナ泣)
日本で決して有名ではないDJが多いですが、クオリティは高く、ナイスチョイスといつも思います。これまでに来てくれたDJをいくつか紹介します↓
・Headhunterz (DJ Mag 29位。日本では知られていないが、Hardstyle界のレジェンド)
・Ran-D(同じくHardstyleでは世界的に人気、Zombieという曲はEDM聞いてる人なら聞いたことあるかも?)
・Lucas & Steve(DJ Mag 64位。Future House系)
・Mesto(Future Houseでは人気みたい)
普段は日本人のDJがプレイしていますが、クオリティ的には人によって当たり外れが50/50であるかなと正直思います。
良いDJの時は原曲を上手くリミックスしてくれて、選曲もナイスなので、その辺のフェスに行くより良いんじゃね!?ってぐらいに楽しめます笑 皆さんすごく勉強されてると思いますし、感謝、尊敬します。
外れのDJというのは、例えば、TOP40で流れる様なポップソングを少しEDMにしただけとか、正直手抜きな音楽を流すDJがたまにいます。キツイ言い方をすると、YouTubeのリミックス集をそのまま流してくれた方がまだ良いという感じです。
ただ、DJは基本的に1時間で交代しますし、これまでの経験上、二人連続で微妙なDJというのは中々ないと思いますのでご安心ください。
あとは、メインで流れるジャンルがWARPのウェブサイトや、インスタで公表されますし、日によっては出演予定のDJも公表されますので、もしDJのことも知っていれば事前に把握していけばある程度外れは回避できると思います。(実は日本のDJについては、私も勉強中の身です)
音響設備ですが、日本で最高クラスと思われる新木場のAgehaや渋谷のWOMBには劣るものの、ちゃんと音楽を楽しめるレベルの良さがあります★
<映像>
次に映像設備(スクリーン)について話させてください。
==余談=======================
厳密には、映像は音楽とは別の要素になると思う方もいると思いますが私はクラブやフェスで音楽を楽しむためにはDJの後ろで流れる映像も、EDMを楽しむための副次的要素として重視しています。
例えば、映像が完全にダメだと、音楽の良さが半減されると思います。
映像の大事さについては後々、動画も含めて別の記事でご紹介できればと思いますので、お楽しみに!
==余談終わり====================
最近のクラブが力を入れている映像設備(スクリーン)ですが、WARPのスクリーンは大画面となっており、近くで見ると圧巻です。流れる映像も綺麗で、時によっては見ているだけでも楽しめます! 内容としては、曲のPVを流すこともありますし、そのVJオリジナルの映像も流すこともあり、見ていて飽きず、映像によっては音楽との相乗効果で盛り上がります!
ある日の感じ①↓
ある日の感じ②(Billie Eilish!!)↓
<演出>
演出は映像と同じく、音楽を楽しむための副次的な要素だと考えています。言うなれば雰囲気作りですね。
WARPという名前と関連してか、未来や宇宙をテーマにしています。メインステージ横には宇宙船の窓からの景色をイメージした映像が流れていたり、宇宙服の大きいオブジェがあったりしますので、おしゃれ、カッコいい感はあります!
WARPは出来たのが比較的最近であることもあって、スクリーンに加えてレーザービームも充実しています!
レーザービームだけでなく、1日に2回、23時ごろと深夜2時頃にPaper Timeと称して、紙吹雪をショットガンの様な機器でぶっ放すイベントを毎日(!)実施しています。時間については毎日インスタグラムのストーリーに投稿がありますので、見てみたい方は事前に確認できればと思います。紙吹雪を降らせると、ドリンクの中に紙が入ってしまうのではないかという心配はありますが、Paper Timeの前にスタッフがドリンクの蓋になるものをフロアに配ってくれます。こういった配慮はとても評価でき、WARPらしいと言えます。
Paper Timeの瞬間↓
レーザービーム!↓
DJの横のステージでは時折ダンサーが登場し、宇宙飛行士のコスチュームを着た人か、女性ダンサーが踊っています。たまにCYBERJAPANも来ますし、この辺りに投資しているのもWARPならではかと思います。
ちなみに、六本木のELE TOKYOなどではガチムチ♂な男性が踊ることがありますが、WARPではそういった演出はこれまでは見てないです。(個人的にはこのままそうであってほしい)
音楽としては以上となります。
少々長くなっちゃいましたので、まとめますと、WARPの音楽のクオリティとしては基本的には楽しめるレベルであり、音楽が微妙でも映像、演出が良いのでごまかしながら楽しめるのではないかと思います★
ナンパ:★★★☆☆
まず気になる男女比ですが、お店側ではバランスをコントロールしませんので、男は多めになります。
混雑時にはもしかするとコントロールするのかもしれませんが、週末でもギュウギュウに混雑することは稀ですので、基本的にコントロールはなしと考えた方が良いです。
比率で言うと、私の経験では
平日は男性:女性=9:1(但しコロナ禍で緊急事態宣言解除後)
休日は男性:女性=7:3
ぐらいです。
平日行った時は異常に男が多かったのですが、コロナ禍の影響もあるかもしれません。
(コロナ禍の前は私自身平日に行く機会がなく、もしかしたら前は違っていたかもしれません)
音楽がしっかりしていますので、渋谷の某クラブほどには「ナンパ箱」っていう感じではありませんが、ナンパ自体は普通に目につく程度には行われています。
お店側もそこまでコントロールする気配はなく、男が急に女性に後ろから抱き着くような行為(※)があっても特に対処はしないです。もちろん女性から店員に言えば対処してくれると思います。
(※英語ではHug Rapeなんて言いますが、個人的にはクズの行為だと思っています。)
但し、WARPに来られる女性の客層として、急にHug Rapeされてもまんざらでもなく、抵抗しないでそのまま・・・っていう方もいるので、正直グレーゾーンです。
来ている女性の客層としてはクラブの初心者で、興味本位で来ている人、ナンパされに来ている人、音楽目的で来ている人で三等分になっている印象です。
客層の特徴として、上に書きましたように、コンセプトとして終電で帰るのでも十分遊べるクラブとなっていますので、敷居の低さからも初心者っぽい人が多く来る傾向があるのかなと思います。
外国人の比率は高くはないですが、たまにはいるというぐらいです。外国人をターゲットにするのであれば、単純に六本木辺りのクラブに行った方が良いです。
注意点として、WARPでは、女性は店員に声を掛ければVIPルームに案内してくれると、堂々と店内の張り紙に書いてありますので、ナンパ目的で来られている女性はそちらに流れる可能性があります。
以上から、評価は★3つにしていますが、まとめると、ナンパはできなくないけど、本気のナンパ箱ではないので、ナンパだけが目的なら渋谷などの別のクラブを狙った方が良いかもしれません。
飲み(平日、日曜):★★★★★
飲みの評価観点として、コスパについてコメントしていきます。
WARPはアルコールが濃い日と薄い日の差が激しく、平日や日曜日に行くとビビるぐらい濃いドリンクで提供してくれます。
入場料にはドリンクのチケットが含まれますが、レッドブルとの組み合わせのドリンク限定になっていますので、カフェインが苦手な人にはちょっと辛いかもしれません。
そのドリンクチケットを使った時にアルコールの濃さの差が明確に出るのですが、平日であればアルコール(ウォッカなど)とレッドブル1缶を混ぜて、ドリンク+レッドブルの缶(3分の1ぐらい残ってる)が渡され、それなりに濃くなっていてコスパ良いです。(※金土の遅い時間にどうなるかは口述)
他のドリンクについても基本的に濃く作ってくれて、アルコール飲めてる感が出ます。
飲み(金、土曜、祝前日):★★★☆☆
金土曜日と祝前日ですが、早い時間帯であれば平日と同じ感じで濃いのを提供してくれますが、24時過ぎた辺りから一気に薄くなります。
例えば先述のレッドブルドリンク専用のチケットですが、レッドブル1缶全てドリンクに使われ、ドリンクだけが渡されることになります。なので単純に考えて、平日と比べると入っているアルコールが70mlぐらい変わってきます笑
基本的にミックスする系のドリンクは薄くなりますので、単純に酔いたくて二日酔いになる覚悟があればイエーガーマイスターのショットという選択肢をおすすめします。
イエーガーマイスターはちょっと、、という方はワインであれば流石に薄まってないので酔えると思います笑
あとこれはどこのクラブでも一緒だと思いますが、男性のバーテンダーに対して女性が注文すると濃く作ってくれる傾向があります。男性が注文する時は、お店も男性に沢山注文させたい意図があるのか、薄くなります笑
お酒のセレクションについてお話させていただきますと、お酒のセレクションは大体どのクラブでも一緒と思いますが、WARPでは日本酒が選択肢にあり、かなり力を入れています。メインフロアとサブフロアの間にもう1つバーカウンターがあるのですが、そこには47都道府県の日本酒があり、選択肢が豊富です! クラブX日本酒という組み合わせはこれまでなかったと思われ、日本酒好きな人にはその点おすすめしたいです!
初心者向け:★★★★★
最後に、初心者へのお薦め度は★5個です。
男女問わず、クラブに一回も行ったことなくて不安がある方は21時ぐらいに入店して、終電前に帰るまでに音楽を楽しみみつつ、クラブの中の様子を把握するということが出来ます。普通のクラブであれば21時に入れば本当にガラガラだと思いますが、WARPは早い時間からでも楽しめることを売りにしていることもあり、それなりに人も入っているので楽しめると思います。
とはいえ、24時の前と後では混雑具合は変わりますので、いざ深夜に行ってみて混んでて雰囲気がが変わってても驚かないように心の準備をお願いします。
以下の3点を踏まえると、トータルでレベルが高く、初心者でも安心して遊べるかなと思います。
- 入場料が他店と比べて高くない
- 特定のジャンルを選り好みしなければ音楽にそこまで外れがない
- 設備が新しく、クオリティが高い
以上がWARP SHINJUKUの総評となりますが、また行ってみて気づいた点、変わった点などあれば随時更新していこうと思います!